【デスポルチ】サンルイスKTはカンガルー革で幅広・軽量・ソール柔軟性で履き心地最高のモデルです
デスポルチは日本人に合った横幅広く、甲高が高いフットサルシューズが特徴で、株式会社ドリブルジャパンという日本のメーカーが、2003年からデスポルチシリーズを製造開始しています。
サンルイスKT(天然皮革カンガルーレザー)選びのポイントは?
日本メーカーフットサルシューズのデスポルチならでの幅広・軽量ソール・柔軟性抜群のサンルイスKTは、足なじみの良いカンガルー革で靴内で足の圧迫が無くとても快適なシューズです。
買ってから4年経っているのでずいぶんボロボロですがまだ履けます。
よくある疑問:サンルイスとカンピーナスの違いの解説はこちら>
サンルイスKT シューズサイズ27.5cm(2013年モデルの場合)
シューズのサイズ 27.5cm
実寸・サイズ
タテ長外寸29.0cm (購入サイズ+約1.5cmでした)
ヨコ幅外寸11.0cm
甲高約5.5cm 写真の角度が悪いですがソール位置は0cmです
ヒール高約10.5cm 写真の角度が悪いですがソール位置は0cmです
私の足サイズ
タテ長25.7cm
ヨコ幅10.2cm
【このページの結論】
自分の足サイズで、サンルイス(天然皮革カンガルレザーモデル)を選ぶなら、27.0cmにすればよかったと後悔しています
最近、カンピーナス JTFX(天然皮革カンガルレザー)を試着したときに、27.0cmだとつま先を動かせる余裕があり、ヨコ幅も当たりが気にならない。
26.5cmだとつま先が靴先にあたってしまい、親指を反らすとすぐアッパーに当たる感じで、ヨコ幅も小指が当たる感じでした。
カンピーナスのアッパーはサンルイスとほぼ同じ形で、カンガルレザーの伸び方も同じなので、サンルイスのカンガルレザーの伸びた感じを知っている自分には、新品27.0cmが履き慣れたときにちょうど良いフィット感になると感じました。
(厳密にはカンピーナスの方がサンルイスよりも甲のカンガルレザー部分が広いので、サンルイスの方が少しタイトに感じます)
↓カンピーナス JTFX
シューズと足サイズ比較
写真の撮り方が悪いと思いますが、27.5cmのシューズですが、タテ長外寸29.0cmと足実寸25.7で比べるとこれだけの差があります。
つま先回りの余裕
実は、デスポルチは初めて買ったので、サンルイスKTの作りがもともと幅広と知らず、さらにカンガルーレザーが使うほどに伸びていき、ヨコ幅はヒモを締めて何とかなりますが、つま先余りはどうにもできません。
ソールとつま先・甲の曲がり具合
甲の「D」刺繍部分が硬くて、慣れるまでは写真のようにつま先を曲げると甲にあたってマメと流血になります(靴ズレ状態)。自分は中指に当たるので中指にテーピングを巻いています。絆創膏だとプレー中に簡単にはがれてしまうので靴ズレ防止はテーピングがおすすめです。
このシューズの特徴
おすすめサイズ
自分の足の長さに以下をプラス
おすすめ・・・プラス1.0センチ〜1.4センチの間に収まるサイズ
ピッタリ系・・・プラス1.0センチ未満(=0.9センチまで)のサイズ
(例)足長25.7cmならプラス1.3センチの「27.0cm」のシューズがおすすめで、プラス0.8cmの「26.5cm」はピッタリ系が好みの人向け
アッパー
天然皮革のカンガルーレザー部分が広く、ヨコ・タテ双方向へ伸びるので足にフィットします。痛いとかキツイサイズは足に悪いので止めるべきですが、サンルイスKTは少し小さめのサイズで買うほうがオススメで、しばらく履くうちに革が伸びて足の形にフィットします。
ヨコ幅の注意点
黄色の部分がカンガルレザー部分で、サンルイスKTは、小指が当たる周辺もカンガルーレザー面積が広くサイドまで回り込んでいるので、ヨコ方向への革の伸びシロが大きいため、新品時点で小指が当たるくらい(痛いとかキツイはNG)で、つま先が当たっていなければそのサイズがベストです。
つま先の注意点
履いているうちに、底が沈むのとカンガルレザーが伸びて新品よりも余裕ができますが、新品で全く余裕が無いのはちょっと危険です。
走って止まるときにつま先が靴に当たると爪を痛めます。人にもよりますがサンルイスKTなら新品時に1cm余裕があると良いでしょう。
サイド(メッシュ)
サイドがメッシュなので通気性抜群です。通気性の良さと蒸れ防止は、におい低減・快適性・マメ防止・足疲労度軽減のために重要です。
インソール/取り外し式
純正(表面がメッシュなので新品のうちは靴の中で靴下が滑るので、かなりイマイチ)
※純正1,600円(税別)で人工スウェード張りインソールの別売りがあるので、購入をお勧めします。
本体/EVA・トウ部反発材・ヒール部緩衝材(PORON)搭載で機能性も良いです。
デスポルチ インソール通販サイト
↓自分は滑らないようにソルボ スパイクタフガードに変えました
¥950(税抜)ですがクッションの反発性もあり滑らないので非常に気に入っています。
ソルボスパイクタフガード通販サイト
中底
インソールを外すと現れるシューズ内の底部分です。
自分のサンルイスKTは旧モデルのため中底はミッドソールがダイレクトに出てきます。写真は4年も履いているので汚いミッドソールです。
2017年SSモデルからは、ミッドソール(E.V.A.=エチレン酢酸ビニルコポリマー)の上に、クッション性に優れる衝撃吸収材「PORON」を追加した中底になっています。※E.V.A.はクロックスサンダルの素材といえばイメージが湧くでしょう。
↓(参考)PORON中底(オレンジの部分)の参考写真で、テッサライトインドアUDS-1432の中底PORONです。ミッドソールの上にPORONを敷いて縫いつけてあります。
※以前の白いミッドソールだけの底と比べてPORON搭載でクッション性が非常に良いです。
例えるなら、ナイキのスニーカーでエア(AIR)が有るか無いかくらいの違いがあり、かつデスポルチの薄いソールと足裏感はそのままなので非常に良いです。
ナイキのエアはZoomAirの感覚例です。
2022年から中底がさらに進化。上位グレードモデルにおいて、PORONから高発泡シリコーンフォーム「NanNex」に変更。
↓構造イメージ
シュータン(ベロ)
スウェード張りのおかげで靴内での足ズレ防止になります。自分のサンルイスKTは旧モデルのため表/人工皮革張り・裏/スウェードですが、現在のモデルは表/メッシュ・裏/スウェードになっていて、通気性UPと柔らかさUPしています。
↓現在のモデルはテッサライトインドアUのようにベロ表がメッシュになります。
ライニング
サンルイスKTはスウェード張りなので、靴内で足ズレ防止になっています。
ほとんどのメーカーはライニングはメッシュになっていて、このかかとと足首回りがスウェード張りだと、靴が足に吸い付いているくらいフィットします。
切り返しやダッシュ時にこの少しの足ズレ防止が効いてきます。
↓黄色で色づけた部分です。
ソール
ターフ(人工芝用)モデルでノンマーキングソールは他メーカーではほぼ見かけない、珍しい組み合わせです。
ノンマーキングソールは、あめ色のゴムのような素材なので柔らかく、ソールの曲がり具合に直結します。
デスポルチのソールは薄型でノンマーキングソールなので、足裏で直接ボールを操る感触が非常に感じられます。
さすがに4年もたてば素材劣化と消耗で突起部分が壊れてきますが(黄色で色づけた部分)、デスポルチタールモデルのグリップ性やソールの柔らかさは非常に良いです。
↓
2019年2月に買ったカンピーナスの新品ソールとの比較
↓突起物がすり減っているのが良くわかる
↓特に親指付け根付近はトラップやボールをなめるので減りが激しい
↓アップで見ると新品はこう
↓4年も履くと一番すり減るところは突起というより少し凸凹してる程度になる
↓かかとは全体的にすり減っているのと、踏ん張るから突起自体が壊れている
↓新しいうちはかなりスパイクが効く
↓フットサルはボールとの摩擦も大きいので余計にすり減るのかも
デスポルチシューズの種類
天然皮革(K)と人工皮革(S)の違い
デスポルチのシューズ名の「K」と「S」は素材を表しています。
「K」はカンガルレザーをアッパー前足部に使用
「S」は人工皮革をアッパー前足部に使用
※K/Sどちらもアッパー前足部以外は人工皮革を使用しています。
天然皮革「K」のカンガルーレザーモデルは、アッパー前足部に人工皮革に比べてよりソフトなフィット感の天然皮革(カンガルーレザー)を採用していて履けば履くほどに足になじみます。足前部以外は、軽量な人工皮革(シンセティックレザー)とメッシュ素材の組み合わせにより、軽量化と耐久性の向上を実現しています。
人工皮革(主にシンセティックレザー)モデルは、軽量な人工皮革(シンセティックレザー)で耐久性と買いやすい価格となっています。シンセティックレザーの頭文字をとって「S」が付いています。
インドア(I)と屋外/ターフ(TF)の違い
デスポルチのシューズ名の「I」と「TF」はソールの違いで、用途を表しています。
「I」はインドアで屋内用のソール仕様
「TF」はターフで屋外や人工芝のソール仕様
屋内用(I)は、体育館の床面で使用するためフラットなソールです。屋外や人工芝で使用しても問題ありませんが、ソールに突起がないため雨や人工芝ではソールが滑ってしまい、踏ん張りが効きづらいです。
屋外/ターフ(TF)は、人工芝や雨でもグリップが効くように靴裏に突起があります。屋外(ターフ)をインドアの体育館で使うこともできますが、グリップが効きすぎるためつまづきやすくお勧めできません。
KI・・・カンガルレザーのインドア用
KT・・・カンガルレザーの屋外用
SI・・・人工皮革のインドア用
ST・・・人工皮革の屋外用
デスポルチシューズ一覧
インドアモデル(体育館用) | 屋外/ターフモデル(人工芝用) | |
---|---|---|
テッサ |
TESSA LIGHT ID2 | 屋外モデルなし |
定価(税別) | 13,500円 | |
ボアビスタ |
Boa Vista KI U | 屋外モデルなし |
定価(税別) | 13,000円 | |
サンルイス |
Sao Luis KI U | Sao Luis KT U |
定価(税別) | 12,000円 | 12,000円 |
サンルイス |
Sao Luis SI U | Sao Luis ST U |
定価(税別) | 8,900円 | 8,900円 |
リオ
(天然皮革カンガルー) |
Rio KI | Rio KT |
定価(税別) | 9,500円 | 9,500円 |
リオ
(人工皮革) |
Rio SI | Rio ST |
定価(税別) | 7,900円 | 7,900円 |
カンピーナス
(天然皮革カンガルー) |
Campinas JPX | Campinas JTFX |
定価(税別) | 9,500円 | 9,500円 |
カンピーナス |
Campinas V | Campinas TFV |
定価(税別) | 7,600円 | 7,600円 |
サントス |
SANTOS ID | SANTOS TF |
定価(税別) | 9,500円 | 9,500円 |
限定モデル/サンパウロ |
サンパウロKI | サンパウロKT |
定価(税別) | 9,500円 | 9,500円 |
限定モデル/サンパウロ |
サンパウロSI | サンパウロST |
定価(税別) | 7,900円 | 7,900円 |
サンルイスとカンピーナスは何か違うの?
▼Campinas JPX DS-1430▼
見た目がサンルイスと同じなので何が違うの??と自分も初めは思いました。
カンピーナスはサンルイスの廉価モデルとして、インドア、屋外、カンガルレザー、人工皮革モデルがあるので、種類も大きさも形もほぼ同じですが、よく見ると違います。
サンルイス、カンピーナス両方持っている自分だから分かった細かい視点で比較説明します。
初心者にオススメなのは「カンピーナス」です。
サンルイスも、カンピーナスもカンガルーレザーモデルなら快適なのは間違いないのですが、カンピーナスのカンガルーレザーモデルのほうがより、履き心地や足入れ感がとても快適で、柔らかいスニーカーを履いているような感覚ですので、足と靴が当たって痛い!なんて思いをせずに済みます。
カンガルーレザーモデルと人工皮革モデルがありますが、カンガルーレザーモデルが絶対にオススメです。
(安さにこだわるなら人工皮革モデルです)
以下は、サンルイスもカンピーナスもカンガルーレザーモデルで比較します。
↓何といってもカンピーナスの方が、伸びて足にフィットするカンガルレザー部分の面積が一回り広い
(左)カンピーナス、(右)サンルイス 同じように見えますが・・・
↓※黄色の部分がカンガルーレザー
サンルイスの小指の当たり感はほぼなく快適ですが、カンピーナスの方がさらにカンガルーレザー面積が大きい分、足にフィットして快適さが増します。
甲の部分を測ってみると・・・
(左)カンピーナスは、ヨコ9cm×タテ5cm
(右)サンルイスは、ヨコ8cm×タテ3.5cm
サイドから見てみると
(上)サンルイス、(下)カンピーナス やはり同じように見えますが・・・
↓サイドの回り込み部分も(下)カンピーナスの方が面積が大きい ※黄色の部分がカンガルーレザー
シューズサイズは、カンピーナス27.0cm、サンルイス27.5cmで採寸したので、サンルイスの方が靴は大きいけど、カンピーナスの方がカンガルーレザー面積は広いんです。
小指が当たって痛いとか、シューズ内での指の遊びが少なくて窮屈に感じるなどの不快感は、カンピーナスの方がありません。
↓トゥガード(つま先保護皮革)もカンピーナスの方が5mm小さいので、カンガルーレザー面積をより多くとれていて足にフィットします。
ヒールもぱっと見同じに見えます。
デスポルチを詳しく知らないと、改めて見比べても同じに見えますね。。。
ヒールの中に入っているプラスチックパーツは同じ大きさです
※黄色の部分がプラスチックパーツ
かかとの剛性はどちらも同じサイズのプラスチックパーツが入っているので変わりません。
ただ、サンルイスKTのライニング素材はスウェードなので、足とシューズの一体感が増す分かかとのしっかり感を感じると思います。
カンピーナスとサンルイスで素材が異なる点は・・・
素材に関してはサンルイスの方が優れていますので、中級者〜上級者はカンピーナスだと物足りなく感じてしまうかもしれません。
カンピーナスの足首回りのライニング、ベロ裏、インソールがメッシュ素材/化繊になっている
(サンルイスKT/KIのスウェードの方が靴下との滑りがない ※サンルイスST/SIは足首回りのライニング、ベロ裏はカンピーナスと同じメッシュ素材です)
↓ライニング(黄色の部分のこと)
↓ベロ裏
カンピーナスはサイドが人工皮革張りになっている
(サンルイスはメッシュなのでそれよりも通気性が落ちる)
↓内側から見たサンルイスのサイドメッシュ部分
カンピーナスでガチフットサルしてる人もたくさんいますのでシューズとして全く問題ありませんが、カンピーナスは基本的にライニングがメッシュ素材/化繊なので、サンルイスのようなシューズとの一体感は得られません。
激しい動きをしない初心者にはそこまで必要ないし、メッシュ素材/化繊の方が履いたり脱いだりしやすく、優しい作りと言えるから、たま〜にフットサルする初心者〜初級なら1万円以下で買える(セールなら6,000円くらいの時もあり)カンピーナスが良いと思います。
サンルイスKTは価格も12,000円以上するので、プロ仕様は言い過ぎですが中級〜ガチ上級者向けと考えれば良いと思います。
カンピーナス別注モデルは素材が違う場合有り->カンピーナスオールカンガルレザーモデルを買ってみたの記事
※最近のデスポルチは素材違いの限定モデルもちょいちょい出るので仕様を確認しましょう。
補足
カンピーナスが人気なのは、ほぼサンルイスの履きやすい形状で、カラーや別注モデルなど、サンルイスにはない見た目のバリエーションが豊富で手ごろな価格だからです。
ボアビスタはサンルイスと同じ形状のアッパーです
▼Boa Vista KI DS-731▼
▼Boa Vista KIU DS-1433▼
インドアのみの展開ですが、サンルイスKIよりも性能が良いモデルで、より素足感を追求した薄型ソールモデルです。アッパーはサンルイスと同じ形、素材もサンルイスKIと同じ天然皮革のカンガルーレザーです。
ソールはサンルイスやカンピーナスと違い、テッサlight ID2と同じタイプで通気口ありのより薄型ソールとなっています。
ライニング、ベロ裏、インソールがスウェード張りですので、サンルイス+スウェードインソール+テッサのソールという履き心地と機能性を兼ね備えた、インドア専用のボアビスタは一番買って損はないモデルといえます。
(カラーがイマイチなことが多く、買うタイミングが難しいんだよなぁ。。。)
いかがでしょうか。
デスポルチのサンルイス、カンピーナス購入時の参考にしてください。
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